原発事故のストレスで治療を受けてる人が増えてるんだって?というお話です。
東京電力福島第1原発事故の収束作業が続く福島県内で、放射性物質による汚染への心配が過度のストレスとなり、精神科や心療内科を受診する住民が目立ってきました。
放射線の人体への影響について評価が定まらず、どの情報を信じればいいか分かりにくいことが背景にあると専門家は見ています。
原発事故による「こころの健康被害」を把握しようと、福島県立医大が調査に乗り出したそうです。
「放射線が気になって眠れない」「仕事が手につかない」など。
福島市の40代主婦は放射線量が比較的高い地域に住んでいます。
4歳の長男に将来影響が出ないか心配だが、昨年自宅を新築したばかりです。
「自主避難すべきなのか」と悩むうちに頭痛や肩こり、動悸(どうき)が激しくなり、今月、精神科を受診しました。
現在、「不安障害」と診断され、不安を和らげる薬を服用してるそうです。
子供のストレスも深刻です。相馬市では6月、小学校高学年の男児が嘔吐(おうと)や不眠を
訴え、精神科医の診察を受けました。
「放射線が怖い。悪い夢を見て、寝た気がしない」など。
医師によると、男児は外で遊ばず、開いている窓を見つけては閉め切っていたそうです。
福島市の「ひろやまメンタルクリニック」ではこの1カ月間、放射線によるストレスで「なぜか
涙が出る」「胸が締め付けられそうになる」などと訴える人が週に2、3人受診しています。
震災後1カ月ごろは家屋倒壊や津波被害の心理的恐怖による受診が目立ちましたが、3カ月を
過ぎるころから変わってきたそうです。
「外出すると不安で泣き叫びたくなる」という高校生。
自主避難を巡り妻と意見が食い違い、うつ状態で出勤できなくなった男性会社員。
広山院長は「悩みを話せる家族や知人がいないと、重症化する傾向がある。
心配するのはもっともなことだと受け入れることが大切」と指摘しています。
しかし、不眠などの症状を薬で緩和できても、放射線に関する情報が錯綜(さくそう)している現状で、根本的な不安を解消するのは難しいのです。
「あずま通りクリニック」(福島市)の小林院長は「データが乏しく、医師として『心配しなくていい』と言い切れない」と言ってます。
広山院長は「政府が示す安全基準を信頼できない状況が続くと、ストレスを抱える人は今後もっと増える可能性がある」と危惧しています。
福島県立医大は、県内約80カ所の病院やクリニックを対象に、震災後3カ月間で新たに受診するようになった患者が、放射線によりどのような不調を訴えているかアンケートを開始しました。
同大神経精神医学講座の丹羽教授は「チェルノブイリ事故後も周辺住民に精神的な症状が出たとの報告がある。環境や身体への影響に加え、今回の原発事故による被害をメンタルヘルスの面からも把握する必要がある」と話しています。
やはり精神に異常をきたしている方が増えているんですって、そうでしょうね。
政府は、そういう方たちが安心できるように、きちんとデータを示して欲しいですね。